起立性調節障害の頭痛・めまいの原因は鉄不足
主に栄養面の問題から「頭痛・めまい」について解説します。
起立性調節障害でよくある症状が「頭痛・めまい」の頭部の症状です。
起立性調節障害の頭痛・めまいは朝から午前中続くことが多く、
「午前中は頭が痛くて起きられない」
「めまいが気持ち悪くて動けない」
というお子さんが多いです。
その結果、遅刻することが多くなったり、午後からしか登校できなくなってしまいます。
重症になると、1日中頭が痛くて全く学校に行けなくなり、長期間不登校というケースも珍しくありません。
起立性調節障害の「頭痛・めまい」の原因の一つは鉄・たんぱく質不足です。
なぜ鉄・たんぱく質が重要かというと、血液中を流れている赤血球の成分は鉄とたんぱく質(ヘモグロビン)で、栄養を運ぶ役割があります。
鉄・たんぱく質不足になると、赤血球が脳へ栄養(酸素)を運べなくなり、頭痛・めまいの原因になるのです。
小学校高学年から中学生の時期は、急激に体が成長する時期で、成長に伴い栄養不足になります。
男の子は急激に身長が伸びることが多く、それにより栄養不足になります。
実際、男の子の場合は「急に身長が伸びてから体調が悪くなった」という話はよくお聞きします。
女の子は生理が始まると毎月出血するため、栄養不足になります。
放置していると2~3年で栄養が空っぽになり、それにより起立性調節障害を発症してしまいます。
実際、女の子の場合は「生理が始まってから体調が悪くなった」ということが少なくありません。
中学生になると起立性調節障害が増加するのは、成長に伴い栄養状態が悪化するためなのです。
栄養状態は血液検査の結果で分かりますので検査している人は持参してください。
「病院では異状なしと言われた」という人がほとんどですが、病院の基準とは違う栄養面の基準で見ると「異常あり」になるのです。
私はたくさんのお客様の検査結果をチェックしていますが、栄養面の基準で見ると全員が鉄・たんぱく質不足があり栄養失調なのです。
病院では薬を処方するだけで栄養面の指導がありませんので、栄養状態が改善せず「頭痛・めまい」がいつまでも治りません。
当院では適切な栄養指導を行っているため、栄養状態が改善します。
その結果、栄養不足による「頭痛・めまい」の症状が改善するのです。
栄養指導は、食事の改善に加えてプロテインやサプリで不足する栄養を効率的に補います。
指示通り実践すれば多くの方が症状改善します。
起立性調節障害の「頭痛・めまい」の主な原因には自律神経の乱れという問題もあります。
疲労・ストレス・生活習慣の乱れなどから自律神経のバランスが乱れてしまうと、起立性調節障害の原因になり「頭痛・めまい」を発症してしまいます。
当院の施術は自律神経の乱れが回復する作用があるため、施術により起立性調節障害の症状が改善する効果があります。
施術と並行して栄養指導を行うことで、起立性調節障害や頭痛・めまいがあるほとんどのお子さんが改善しています。
改善までの期間はおおむね1ヶ月~2ヶ月です。
栄養面の詳しい説明は「栄養指導で起立性調節障害が治る」をお読みください。
朝起きられなくて遅刻が多い…
頭痛・めまい・吐き気が治らず学校に行けない…
起立性調節障害と診断された…
薬を飲んでいても一向に改善しない…
このようなお悩みがありましたら、どうぞお早めにご相談いただけるようお願いいたします。