久しぶりに朝起きて登校できた!起立性調節障害の高校1年生・男性
起立性調節障害になると、朝起きられなくなるという特徴があります。
「朝起きて、学校に行く」という、ごく普通の生活が困難になるため、遅刻や欠席が増え、子どもの生活に大きな影響を及ぼします。
起立性調節障害の原因は、自律神経が正常に働かなくなることにあります。
自律神経が正常に機能していると、朝になると自動的に交感神経が働いて血圧が上がり、活動できるのですが、自律神経が不安定だと朝になっても交感神経が働かなくなってしまいます。
そのため血圧が上がらず、朝起きられなくて、身体が動かなくなってしまうのです。
自律神経を治す薬はないため、病院で起立性調節障害の治療を受けてもなかなか改善せずに、困っている子どもたちがたくさんいます。
当院では「自律神経整体」という自律神経を整える整体法によって、起立性調節障害で困っている子どもを、薬に頼らず自然に回復できるようにサポートしています。
今回は、最近ご利用いただいている高校1年生、16歳の男性、S君の症例をご紹介します。
S君は中学1年の時に体調を崩し、起立性調節障害と診断され、薬での治療を受けていたが変化がなく、中学3年の2学期からはほとんど学校に行けない状態だったそうです。
高校入学してからは月に1回休む程度だったが、9月になって体調が悪化して朝起きられなくなり、昼頃にならないと起きられず、学校を休むことが多いということでした。
他にも頭痛、立ちくらみ、寝つきが悪いなどの症状もあるということです。
S君は中学、高校とずっと部活で野球をやっていて、毎日練習で疲れていたということなので、こうした疲労やストレスが主な原因ではないかと思われます。
初回来院は9月下旬で、週1回のペースでご利用いただいています。
初回施術後。
特に体調の変化はなく、起きられるのは午前11時頃。
朝起きられないので学校を休んでいることが多いそうなので、「行けるなら午後からでも登校してみたら?」とアドバイスしたら、午後から登校するようになったとのこと。
2回目の施術後。
特に体調の変化はないものの、1日だけ少し体調が良くいつもより早く起きられる日があり午前中に登校したとのこと。他の日は11時頃に起きて午後に登校している。
3回目の施術後。
今週は2日間やや体調が良い日があり、頭痛などが少なく、午前中の3時間目から登校したとのこと。他の日は11時頃に起きて午後に登校している。
4回目の施術後。
1回、朝起きられる日があり、頑張って朝から登校して1時間目から授業を受けた。
9月以降、朝起きられなくなってから初めて、朝起きられて、朝から登校できた。
他の日も午前中の3時間目から登校できた日が何回かあった。
体調も全体的に良くなってきて、頭痛や立ちくらみも以前より減ってきている、夜の寝つきも以前より早くなってきているとのこと。
このように、S君の場合は4回目の施術後に目に見える変化がありました。
まだ回復の途中ですが、今までやろうとしてもどうしてもできなかった、
「朝起きて、学校に行く」
ということが実行できたことをとても嬉しく思います。
施術を受けるだけでなく、本人の「元気になりたい!」という意思や、努力の成果だと思います。
今後も、少しでもS君のお力になれるようにサポートしていきたいと思います。
当院の「自律神経整体」による回復は、ゆっくり、少しずつであり、個人差も大きいです。
起立性調節障害の場合は、S君の例のように4回目位で良い変化が出てくるケースが多いと思います。
「自律神経整体」は一般にはまだ知られていない整体法ですが、自律神経を整えることで様々な症状の自然な回復が可能です。
起立性調節障害でお困りの方で、
「薬に頼らず治したい」
「時間がかかってもしっかり治したい」
という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
※「免責事項」本ホームページに掲載した事例やお客様の体験談は、個々の成果や個人の感想を表現したものであり、万人への効果を保証するものではないことをご理解ください。施術による効果には、個人差があります。