2023.02.11

精神科で治らないパニック障害・うつ病が改善した27歳男性

燦々堂

パニック障害・うつ病の症例を紹介します。
仕事中や車の運転中などに過呼吸になってしまうパニック障害、気分が落ち込んでしまい仕事に行けないうつ病が改善した27歳男性の事例です。

来院までの経緯、症状

27歳。男性。Hさん。

4年前に上司からのパワハラにより、パニック障害、うつ病を発症した。
車の運転中や仕事中に過呼吸になってしまう。
気分が落ち込んで仕事に行けなくなり休職して退職した。
再就職してもしばらくすると仕事に行けなくなり、また休職してしまう。
現在も休職中。
人が多い所に行くと気分が悪くなる（人に酔う）。
精神科でパニック障害、うつ病と診断され、抗うつ薬を4年間飲んでいても改善しない。
薬に頼らず治したいと当院に相談に訪れる。

症状の経過

12月15日。初回来院。
以降、週1回ペースで来院。

来院以降、パニックの症状や気分の落ち込みは改善しているとの報告。

1月21日。通院5週目。
体調は良い。
この1ヶ月間、過呼吸などパニックの症状はない。
気分の落ち込みも軽減している。
時々落ち込みがあっても立ち直りが早くなった。
人が多い所に行っても人酔いしなくなった。
イライラしやすかったがイライラしなくなった。
仕事復帰に向けての準備も始めている。

27歳の男性、Hさんは、4年前に上司からのパワハラにより、パニック障害、うつ病を発症したそうです。
車の運転中や仕事中に過呼吸になったり、気分が落ち込んで仕事に行けなくなり、休職して退職、再就職してもしばらくすると仕事に行けなくなり、また休職してしまう…、ということを4年間繰り返していたそうです。
精神科でパニック障害、うつ病と診断され、抗うつ薬を4年間飲んでいても改善せず、今も休職中とのことで、薬に頼らず治したいと当院にご相談いただきました。
Hさんは体重が90kgありかなり肥満で、お菓子やジュースが大好きとのことで、食事・栄養状態が悪いことは明らかでした。
このような糖質過多の食生活はパニック・うつ病の原因になってしまいますので、食事の改善と栄養指導を実践していただきながら、週1回のペースでご利用いただきました。

12月15日が初回来院でしたが、初回からパニックやうつの症状は改善したそうです。
車を運転しても息苦しさはなくなり、気分の落ち込みが軽減したり、人が多い所に行くと気持ち悪くなっていたのが平気になったりといった変化があったとご報告いただいています。
また、すぐイライラして家族とよくケンカしていたが穏やかになった、ジュースも飲まなくなりお菓子を食べる量も減らせた、といった変化もあったそうです。
その後も体調・メンタルともに落ち着いていて、1月中旬からは仕事復帰に向けての準備も始めて、2月から復帰が決まったそうです。
今度は仕事が続けられるといいですね。
精神科で治らないパニック障害・うつ病が早々に改善した事例でした。
ご利用ありがとうございました。