病院の栄養療法の効果がない起立性調節障害の中学生も6週間で改善
倦怠感が強いタイプの起立性調節障害の症例を紹介します。
朝起きても倦怠感が午前中続き登校できない男子中学生が、通院6週間で改善した事例ですが、病院の栄養療法の効果がなかったという特徴があります。
来院までの経緯、症状
中学3年生。15歳。男性。H君。
12月から頭痛、倦怠感があり、学校を休むことが増えた。
1月第4週は1日も登校できなかった。
朝は8時頃にならないと起きない。
起床後も午前中は倦怠感が続き登校できない。頭痛もある。
1月下旬に小児科で起立性調節障害と診断された。
幼児期から病院で栄養療法を受けていて鉄やビタミン類を飲んでいる。
3月に高校入試があるので行けるか心配している。
症状の経過
1月28日。初回来院。
以降週1回ペースで来院。
当院の栄養指導を実践していただく。
通院1週目~4週目。
起きるのは8時頃、起床後の倦怠感は少しずつ軽減している、頭痛も改善しているが、登校するのは辛いという状態が続く。
登校できるのは週1回程度だった。
3月4日。通院5週目。
朝7時半に起きるようになった。
週2回登校した。
登校した翌日は疲れが残り9時頃起床だった。
3月11日。通院6週目。
寝起きは良くなり朝6時半に親が起こさなくても自分で起きるようになった。
学校も毎日登校できるようになった。
高校入試の日も朝早く起きて試験を受けられた。
卒業式にも出席できた。
中学3年生の男性、H君は、12月から頭痛、倦怠感があり、学校を休むことが増えて、1月第4週には1日も登校できなくなり、小児科で起立性調節障害と診断されたそうです。
朝は8時頃にならないと起きられず、午前中は倦怠感が続いて頭痛もあり、学校に行きたくても行けない日が続き、3月には高校受験もあるのでとても心配しているということでした。
H君の特徴として、幼児期から病院の栄養療法を受けているという点がありました。
医師の指導でビタミンなどのサプリを飲んでいるので、H君のお母さんは栄養面はかなり気を付けている方でした。
しかし、検査結果を見たところ栄養失調でした。
起立性調節障害は栄養面ではたんぱく質や鉄が重要ですが、どちらも不足していました。
2022年7月と2023年1月の数値を比較すると、鉄の目安のフェリチンは41→48と僅かな上昇でした。
6ヶ月で僅かな上昇しかないのは、使用しているサプリの効果が低いものと考えられます。
たんぱく質の方の数値は改善するどころか、6ヶ月間で低下していました。
これは、たんぱく質摂取の指導がないためではないかと考えられます。
たんぱく質不足は起立性調節障害の原因の一つなので、たんぱく質摂取の指導がないと、なかなか改善しません。
医師の指導で栄養療法を受けているにもかかわらず、栄養不足になっていて、起立性調節障害を発症してしまうというのは注目すべき点です。
それだけ成長期の中学生の栄養不足は深刻ということでしょう。
H君には施術を受けていただきながら、当院の栄養指導を実践していただきました。
H君も頑張って実践してくれたようです。
※栄養状態は検査結果で分かりますので、検査している人は持参してください。
当院のお客様は全員が栄養失調です。
1月28日が初回来院でした。
通院1週目~4週目は大きな変化はなかったものの、倦怠感が少しずつ軽減したり、頭痛も改善していったようです。
しかし登校するのは辛いという状態で、登校できるのは週1回程度だったようです。
3月4日の通院5週目になると、朝7時半に起きるようになった、週2回登校したという変化があったようです。
まだ疲れやすく、登校した翌日は疲れが残り9時頃起床だったそうです。
3月11日の通院6週目になると、寝起きは良くなり朝6時半に親が起こさなくても自分で起きるようになったそうです。
学校も毎日登校できるようになって、高校入試の日も朝早く起きて試験を受けられた、卒業式にも出席できました、とご報告いただきました。
高校入試をとても心配していましたので、ちょうど試験がある週にしっかり改善していただけて、本当に良かったと思います。
通院6週間で朝起きられるようになった起立性調節障害の男子中学生の事例でした。
H君のように、病院で栄養療法を受けていても改善しないというご相談は、これまでも何名かありましたが、施術を受けていただきながら当院の栄養指導を実践していただくと、全員が1ヶ月~2ヶ月で改善しています。
同様のお悩みがありましたら、どうぞご相談ください。
※「免責事項」本ホームページに掲載した事例やお客様の体験談は、個々の成果や個人の感想を表現したものであり、万人への効果を保証するものではないことをご理解ください。施術による効果には、個人差があります。