スマホの見過ぎで自律神経失調症になる パニック・不眠症の事例を3例紹介
スマホの見過ぎは自律神経失調症の原因になります。
実際にスマホの見過ぎがきっかけでパニックや不眠症になったご相談を3例紹介します。
NTTドコモの調査によると、スマホの普及率は2023年で96.3%になるそうですから、誰もがスマホの見過ぎで自律神経失調症になりえると言えるでしょう。
自分は大丈夫と思っていても、ある日突然発症して人生を台無しにしてしまうこともあります。
心当たりのある人はくれぐれもお気を付けください。
スマホで映画を見ていてパニックを発症した20代男性
20代。男性。Tさん。
2週間前からパニックの症状がある。
人混み、車の運転中、光の刺激などで動悸・頻脈・めまいなどの症状がある。
最初のきっかけはスマホで映画を2時間見ていたら頻脈になったことだった。
その時は救急車を呼んだが救急車が来た時には治まっていた。
その後、パニックの症状が日常的に続いている。
今は外出するだけでドキドキする。
目が光に過敏になっている、目が疲れる、目が痛い。
内科で検査したが異常はなかった。
抗不安薬を処方されている。
今回の体調不良で仕事は辞めた。
ストレスの多い仕事をしていた。
Tさんは、スマホで映画を2時間見ていたら頻脈になったことをきっかけにパニックを発症してしまったそうです。
スマホを近くで見続けていると、目の周りの筋肉が緊張し続けるため、交感神経が働きっ放しになり、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
Tさんは「光に過敏になっている、目が疲れる、目が痛い」と眼精疲労を訴えていましたので、よほど目の負担になっていたのでしょう。
一度パニックを発症してしまうと「またなるのではないか…」という不安が強くなるので、自律神経のバランスが乱れやすくなり、パニックを繰り返してしまいます。
自律神経バランスの乱れは自分の意志で治すことは容易ではなく、薬での治療も困難です。
スマホで動画を長時間見ている人はご注意下さい。
スマホでポイ活に熱中して不眠症になった30代女性
30代。女性。Sさん。
1ヶ月位前から眠りが浅くなり、睡眠導入剤を飲んでいた。
最近1週間はほとんど眠れなくなった。
薬を替えても全く眠れない。
2ヶ月前からスマホで「ポイ活」に熱中していた。
ポイ活が原因だと思いやめたが眠れないのは改善しない。
Sさんはスマホで「ポイ活」に熱中していて不眠症になってしまったそうです。
ポイ活は、ネット上でアンケートに答えたり買い物したりするとポイントが貰えて、お金と同様に使えるサービスのようです。
Sさんは不眠症になる前、ポイ活に熱中してスマホを長時間使っていたようです。
全く眠れなくなってしまいポイ活はやめたそうですが、不眠症は改善しないそうです。
スマホを長時間使っていると、過度な興奮や緊張が続くことや、眼精疲労、首・肩・腰などの姿勢の悪化などにより、自律神経バランスが乱れる原因になり、不眠症の原因になります。
スマホは便利ですが、ポイントと引き換えに健康を損ねてしまっては元も子もありませんね。
Twitter依存症で不眠症になった50代女性
50代。女性。Dさん。
2年前から眠れないことが増えた。
ここ1ヶ月以上は不眠が続いている。
寝る時に手や足がつるという症状もある。
薬は飲んでいない。
2年前からTwitterをやり始めた。
フォロワーとのやり取りで1日中Twitterを使っている。
Twitterのやり過ぎが原因だと分かっているが楽しくてやめられない。
Dさんは2年前からTwitterを使い始めて、その頃から眠れないことが増えたそうです。
最近はほとんど眠れない日が1ヶ月以上続いていて困っているという事でした。
寝る時に手や足がつるというのも、交感神経優位の状態が続くことで筋肉が緊張したり血流悪化することが原因としてあり、自律神経の乱れの兆候です。
DさんはTwitterのやり過ぎが原因とは分かっていても楽しくてやめられないそうです。
ダメだと分かっていてもやめられない、というのはアルコール依存症やギャンブル依存症と同じようなTwitter依存症になってしまっている状態でしょう。
Twitterは承認欲求を刺激して依存しやすい仕組みになっているそうです。
依存症にならないよう適度な利用を心がけましょう。
栃木県宇都宮市。自律神経整体 燦々堂。