重度の起立性調節障害で1年5ヶ月の不登校が解決した女子高校生

今回は、重度の起立性調節障害で中学時代に1年5ヶ月不登校だった女性が、登校できるようになった例を紹介します。
起立性調節障害は症状が重くなると、朝起きられない、頭痛、めまい、ふらつき、気持ち悪い、倦怠感などの複数の症状が毎日のように続き、学校に行けなくなってしまいます。
当院では「1年以上ほとんど登校できないんです」という深刻なご相談もよくあります。
そのような、症状が重く、長期化していて、中学時代に1年5ヶ月のあいだ不登校だった女性が、通院1ヶ月半ほどで登校できるように回復した例です。

来院までの経緯、症状

15歳。中学3年生。女性。Mさん。

中学2年生の秋から午前中体調が悪くなり不登校になった。
それから1年5ヶ月のあいだ体調不良が続いている。
朝起きられない、動けない。
起きても顔色が青白い。
倦怠感があり午前10時頃になってやっと動ける。
頭痛、立ちくらみ、気持ち悪さ、吐き気などの症状がある。
学校は週1日位午後から登校する程度でほとんど欠席している。
小児科を受診、起立性調節障害と診断された。
昇圧薬を処方されたが効果がなかった。
4月から高校生になるため通学できるか心配している。

症状の経過

2月21日。初回来院。

以降、3月1日、3月12日、3月22日、4月2日に来院。
少しずつ寝起きが良くなったり、頭痛や倦怠感が減るなどの改善が見られるとのこと。
中学校の卒業式の日は朝起きて出席できた。
高校のオリエンテーションにも行けた。

4月14日。6回目。
頭痛はなくなった。
学校がある日は朝7時30分に起きている。
高校の入学式に出席できた。
授業が始まり、3日連続で朝から登校して最後まで授業を受けられた。
1日授業を受けられたのは1年振りだった。
疲れはあるが頭痛などの不快な症状はない。

4月25日。7回目。
頭痛などの症状はない。
朝は起こせば起きられている。
頑張りすぎると疲れてしまうので休みを挟みながら登校している。

所見

1年以上ほとんど不登校だった15歳のMさんは、このような経過をたどり、1ヶ月半ほどの通院で登校できるように回復していただけました。
高校入学して1週目、毎日、朝から登校するようになったのでお母さんはびっくりしたそうです。
その後は毎日登校すると疲れるので、休みを挟みながら登校しているそうです。
朝は起こせば起きられて、疲れても頭痛などの不快な症状はないそうなので、今は体力不足の問題でしょう。
必要な栄養をしっかり摂っていけば体力も付き、疲れにくくなってくるでしょう。
高校入学前に回復して頂けて本当に良かったと思います。

このように、症状が重く長期間不登校になっている深刻なケースでも、原因からしっかり治していけば、徐々に回復して、登校できるようになります。
起立性調節障害や同様の体調不良でお悩みでしたら、どうぞご相談ください。

お客様の声

最後にお母さんに書いていただいたアンケートを紹介します。
高校生活は元気に過ごせるといいですね。

※「免責事項」本ホームページに掲載した事例やお客様の体験談は、個々の成果や個人の感想を表現したものであり、万人への効果を保証するものではないことをご理解ください。施術による効果には、個人差があります。

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