NHKの健康番組 起立性調節障害特集 やはり栄養の話はない
3月25日にNHKで、
「チョイス@病気になったとき 不登校の原因!?起立性調節障害ってどんな病気?」
という番組が放送されましたので、紹介します。
内容については下記のNHKのサイトで紹介されていますので、興味のある方はお読みになってください。
起立性調節障害のセルフチェック&生活改善法
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1500.html
チョイス@病気になったとき 不登校の原因!?起立性調節障害ってどんな病気?
番組では起立性調節障害の当事者の体験談が紹介され、専門医により以下の解説がありました。
・起立性調節障害の症状
・起立性調節障害のセルフチェック
・起立性調節障害の治療:3つの生活改善
・立つときのポイント
・起立性調節障害にオススメの装具
起立性調節障害の原因としては、
「起立性調節障害とは思春期に多く発症する病気で、自律神経の不調により血管がうまく収縮せず、脳への血流が低下することでさまざまな体の不調が起こります。」
と説明されています。
起立性調節障害の治療については、薬物治療だけでは治らないので、生活改善が基本であるとして、
「運動、水分をしっかりとること、睡眠リズムを整えること、この3つを継続することが大切です」
と説明されています。
3つの生活改善は、
運動は、ふくらはぎを鍛える運動を勧めていました。
水分は、1日1.5~2リットルとるように勧めていました。
睡眠リズムを整えることは、夜更かしをしない、寝る前はスマホの使用を控えることなどを勧めていました。
「立つときのポイント」は立ちくらみの予防法を紹介していました。
「起立性調節障害にオススメの装具」は血圧低下を防止する弾性ストッキングや腹部バンドを紹介していました。
また、薬物治療については、今回の先生は漢方薬を勧めていました。
これらの治療により、軽症で数ヶ月、中等症で約1年で改善する、重症だと年単位(2~3年)かかるということでした。
栄養的なアプローチがない問題
私の整体院は起立性調節障害のお客様が多いのですが、原因については、自律神経の乱れの問題と、栄養状態が悪いことが問題と考えています。
施術を受けていただきながら、適切に栄養指導をしていくと、起立性調節障害の多くのお子さんが1ヶ月~2ヶ月で改善します。
病院での起立性調節障害の治療では、栄養的なアプローチがないため、非常に時間がかかるのではないかと思います。
なお栄養状態は検査結果で客観的に分かりますので、検査している人は持参してください。
当院のお客様は全員が栄養失調です。
このあたりの問題については、「NHKきょうの健康 起立性調節障害特集」を取り上げた下記の記事で述べていますのでご覧ください。
「NHKきょうの健康 起立性調節障害特集 栄養への言及がない」
テレビなどのメディアで起立性調節障害が取り上げられる時は、定められたガイドラインに従って紹介されるので、講師の先生が変わっても内容はおおむね同様です。
番組で紹介されているような病院での薬物治療を受けたり、生活習慣の改善を試しても、いつまでも治らなくて困っている、薬に頼らず治したい、というお悩みがありましたら、どうぞご相談ください。